2015年02月20日

思い切って街頭宣伝でも楽器演奏をしました。音楽は私にとって確かに一つのメッセージです

先週土曜日の金沢文庫駅でのロングラン宣伝で思い切って楽器演奏をさせてもらいました。
これまでも後援会の集まりでは、”特技”を生かして演奏をさせてもらってきましたが、街頭でやっていいものか、とためらいもありました。仲間が背中を押してくれてました。

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わたしにとって音楽、とくに最近までやってきたジャズの演奏は、自分を表現する事だったし、音楽には人を励ましたり団結を強める力があると思っています。
この日演奏した”花はさく”はご存知NHKの震災復興キャンペーンソング。何度も演奏させてもらっています。初めて選挙に立候補した2012年の総選挙の時、復興税流用問題があり、真剣さに欠ける政治への怒りとともに、多くの国民がこの唄とともに被災地に思いを寄せているのだぞ、という思いを込めて、この曲を演奏させていただきました。
こうした演説会や後援会の集まりでは、いろいろと思い入れのある曲を選んで演奏させてもらっています。

3月1日に行う『日本共産党金沢区演説』でも1曲演奏させていただくことにしています。
いま考えているのは What a wonderful world (この素晴らしき世界)という曲です。作者はベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見て、この曲を書き、ルイ・アームストロングが唄ってヒットしました。いろいろなところで使われているのでご存知の方も多いでしょう。



詩はとても単純な言葉であり、曲もシンプルなメロディーですが、この曲が使われた映画Good Morning Vietnam を見ると、その単純さに大きな主張が隠されていることが納得できるのです。
この映画の中で、この歌はベトナムへのアメリカの空爆の映像のバックに流れます。
”このすばらしい世界” は ”そうではない世界” にたいして、あたりまえの平和な生活をこの単純な旋律にのせて歌っているのだ、と思いました。
この曲を、どんな文脈で演奏するか、それは演説会に来ていただいてのお楽しみです。
どうぞ3月1日に金沢公会堂で行います日本共産党金沢演説会にお越し下さい。

 3月1日14:00 - 16:00
 金沢公会堂 金沢区役所となり 金沢文庫駅、金沢八景駅からそれぞれ12分。
 衆議院議員のはたの君枝さん、県知事予定候補に決まった岡本一さんもお話しします。

posted by 明石ゆきお at 08:28 | Comment(0) | 音楽と私

2014年10月24日

中路英明さんのアルバム『LA DECISION NUEVE』(9番目の決意)、9番目の決意とは憲法9条

 昨日は音楽雑誌を作っている高校時代からの友人が著名なトロンボニスト中路英明さんとの練習と対談を企画してくれて、渋谷のスタジオに行ってきました。
中路さんは最近『LA DECISION NUEVE』(9番目の決意)というアルバムを制作。9番目の決意とは憲法9条のことだというからうれしくなってしまいました。練習では彼の代表作オバタラをデュエットでふける楽譜を用意していただいて、指導もしていただきました。

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オバタラとは、アフリカを起源としカリブ海地域のラテン社会で信仰されている多神教サンテリアの神の一人ということです。中路さんはラテントロンボーンの第一人者なのです。すごい人とご一緒してしまいました。
雑誌の企画と言うことで中路さんがラテンジャズについても教えてくれました。
私がニューオリンズのジャズをやってきたということで、アフリカのリズムなどがアメリカ大陸でヨーロッパの音楽と結びついたということでは共通性もあることなど。
最近なかなか楽器を吹くことができなくなっているので、久しぶりに気持ちよく音楽の世界に浸ることができました。

中路さんはFacebookなどで原発反対のこととか、戦争反対などの発言をされています。
「大丈夫なんですか」
と聞くと、「まあいろんな人から顰蹙を買ってますよ」といいます。
マスコミ、いろいろな表現の世界で憲法9条とか原発反対の立場を押さえ込むような圧力が言われているなか、その立場を貫いているのは立派なことだと思います。

私もジャズはもともと虐げられた人の表現と考えてきました。大衆化される中でそういうこと抜きで楽しめる芸術に発展してきましたが、心の底では「ジャズをやる人、左翼であたりまえではないか」と思っています。

彼のこと、この日のことは『ブラストライブ』という雑誌の第34号(12月中旬発売予定)で掲載されることになっていますので、興味のある方はお買い求め下さい。

posted by 明石ゆきお at 15:36 | Comment(0) | 音楽と私

2014年09月07日

神奈川合唱団の演奏会に行ってきました

午後、時間が空いたので神奈川合唱団の演奏会に行ってきました。
いつもきれいな声でアナウンサーをやってくれる友人がソプラノで参加しています。
神奈川公会堂のホールがいっぱいになっていました。

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プログラムも多彩。
フィンランディアなど好きな曲も、歌声の定番の曲もあり、北国の春はハーモニーがすばらしかった。
第二部では大作のカンタータが演奏されました。
舞台のためのカンタータ『鼠たちの伝説』。
解説を読めば、チリの自由選挙による初めての社会主義政権が成立した1977年、アジェンデ政権がアメリカCIAの暗躍によりクーデターで倒された。そのアジェンデと亡命した彼の娘にささげる形で作られた曲ということ。すごい大作をやられたので驚きました。
寓意がすべては理解できなくても想像力がかきたてられ、楽しめました。
合唱という表現のすごさをも感じました。”罠にはまった”という瞬間の表現などすごかった。
このようなものに出会ったのは、昔秩父事件を表現したオペラのようなものを見たことがありましたが、それ以来のことでした。すばらしい演奏会で、皆さん満足して帰っていかれたようでした。

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posted by 明石ゆきお at 21:23 | Comment(2) | 音楽と私