「1958年6月、原水爆禁止を訴えながら被爆地広島から東京に向けて歩き始めた行進は、「歩く」という素朴な行動が市民の共感を広げ、数万人が行進に加わりました。それ以来57年、雨の日も風の日も夏の暑さの中も休むことなく全国で毎年続けられるこの行動は、世界にも例を見ません。(後略)」
今日、台風一過の晴天のもと、金沢区内の行進が行われ、私も参加しました。
出発の集会では、とりわけ今回は戦後70年という年、そしてNPT(核不拡散条約)再検討会議が行われているなかでの開催であることが県原水協の笠木隆事務局長より発言されました。

前回2010年のNPT再検討会議で核廃絶条約への積極的な前進があっただけに、開催中のNTP再検討会議にたいして、日本政府が積極的な役割を果たしていくことが必要です。笠木さんが終了集会で言われていたように、日本は被爆国であるにもかかわらず、核廃絶にあまりに消極的な態度を続けているのです。核廃絶の機運が高まっているなかで、政府の態度を変えさせる圧力が重要になっています。
区内のいろいろな団体から多くの人が参加して行進を行いました。


区内中心地を通り、平潟湾沿いの八景公園まで歩きました。
道沿いやマンションの上階のほうからも声援がありました。
解散地点では諸団体からの発言がありました。
私からも一言挨拶させてもらいました。

先日本ブログでも紹介した被団協の小西悟先生の事を紹介し、被爆者の被爆の実相を伝える活動がその非人道性への認識を世界的なものにして今のNPT再検討会議の前進につながっていること、日本政府に積極的な役割を果たさせていく運動を広げていきましょう、と発言しました。
フィリピンから通し行進に参加しているヴォルティモアさんがギターを弾き、We shall overcomeをみんなで歌って散会しました。

皆さんに挨拶をしていると、普段はあまり付き合いのない生協のかたがたから、「(選挙で)入れているんだから頑張ってもらわないと」という声をかけていただきました。思いがけずうれしくもあり、また平和を望む皆さんの代表として頑張っていかなければ、との思いを強くしました。