
詳細は
http://www.jcp-yokohama.com/archives/9979
にありますのでご覧ください。
横浜市緑区の白山では、昨年の台風のときに違法造成が放置された結果、人命が失われる事故が起きています。林市長は「痛恨の極み」「責任を感じている」と記者会見で述べましたが、当局の報告書は市の責任について曖昧な表現になっていることを追及し、六浦の問題も現に被害がでていることを告発しました。
そして、岩崎議員は
「そもそも、危険ながけに建物を建てること自体が、いずれは人命被害に直結するという大問題なんです、これは。市長が言う「二度と起こしたくない」とのこの言葉を担保するためにも、危険ながけ地の開発や建築行為は禁止を含めた厳しい規制が必要」
だと迫りました。
これにたいして市当局は法に則って審査をし、許可をしなければならなくなっていることを言いました。
岩崎議員は「未然防止の対策がちゃんと立つような法体系あるいは制度の設計が必要だと思いますので、この点は要望しておきたい」と述べました。広島の土砂災害などに鑑みても重要な指摘だと思います。
今六浦の現場ではまさに被害が出ているのですから、住民のかたがたと連携して人命第一の対応を求めていかなければならないと思います。
質問時間が限られているなか、続いて市営住宅の問題を追及しました。
「市営住宅の質的向上の観点から、浴室未整備、この未整備というのは建築局の言葉です、風呂なし住宅について伺います。」とはじめ、瀬戸橋住宅では歩いて高齢の入居者が22分もかかる銭湯までいかなければならない重大な事態になっている事を述べました。
「これまでの50年にわたっての市の対応というのは、非常に冷たいと思うんですよ。風呂がない生活なんて、今どき考えられますか。」は私たちがまさに言ってほしかった事です。
浴室が市営住宅には”必置”であることにたいして市の見解を聞くと、
「浴室のない市営住宅に新たに浴室を設置するということは、できればそれはそれにこしたことがないと、私どもも考えております」といいつつ、諸条件から困難という回答。
改善策を問うと、
「近隣の公衆浴場が廃業されて遠くなることは、特に高齢者の入居者にとっては負担の増加になると当然考えられます。そのため、瀬戸橋住宅の入居者の方から相談があった際には、特例ですが他の市営住宅への応募を認めており、個々の対応を引き続き進めてまいります。」
という回答。私たちが出向いたときには少なくともこの特例を周知する事をお願いしたのですが、含まれていませんでした。そして、この対応が「いまどき風呂のない生活が考えられますか」という問いに対して十分に納得いくものとは言えません。
引き続き地域の皆さんとこの問題を追及していきたいと思いました。